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企業に求められる「外部の内部化」と「内部の外部化」


先週、先々週の悪天候とは打って変わって秋晴れの週末。名古屋ではなごや祭りを開催中です。名古屋まつり三英傑キャラクター「さんえいけちゅ」が新登場、オリエンタルラジオの中田敦彦さんがデザイン。去年まではリアル信長/秀吉/家康でしたがちょっとストレートすぎるきらいもあったのでこれはこれでいいのかもしれません。

ハーバードが教える 10年後に生き残る会社、消える会社
クリエーター情報なし
徳間書店

HBS=ハーバードビジネススクールの100周年を記念して社会的な重要なテーマを議論した内容とこれからの市場システムの健全性に向けたビジネス界のあるべき姿を議論した本です。内容は邦題とはミスマッチ。英題はCapitalism at Risk:Rethinking the role of business。
単純に言ってしまえば自然環境、政治的、制度的な不安定さを鑑みて今後の会社経営はますます収益を上げつつ社会的な貢献が求められていくということになります。

世界銀行の予測として14個挙げられています。大まかにまとめてしまうと途上国を含めて世界経済の拡大が進み、世界的に貧困層のベースUpが図られるが地域別の格差大きくサハラ以南が最も取り残される。先進国では高齢化に伴う労働人口の縮小、貧富の差は継続し、非熟練労働者の失業などのネガティブ要因が残留する。温暖化に伴い、水不足が深刻化、コモディティ価格は上昇する。といった感じで成長が続くというのは企業にとっては良いことですが多くは途上国の発展で政治制度やインフラが不安定のまま発展するということはその分リスクは増えてくるということかと思います。

こういった観点から市場システムを持続して社会貢献を果たすために公共、民間という垣根を越えて「指導者としてのビジネス界」を目指したい、というのが主張です。そのキーワードの一つとなるのが「外部の内部化」と「内部の外部化」というもの。前者は戦略を立てる際に政策や政府関係の外部見解を取り入れていく仕組みを作っておくということ。後者は社内組織の枠から飛び出して既存の社内権威が通用しない場=公の場 でほかの集団と共同するということです。これからチャンスになりうる分野として医療、環境保護、所得分配、移民問題、気候変動などでようは一昔前までであれば政府の課題であったものですがそこにあえて企業としてかかわっていくということは政府や公共制度との協力社会貢献が込みになるということでもあるわけです。
 個人的には公共財に近いところの製品にはかかわっていないので直結するということではないのですがこれからは社会貢献といった部分もさらに考えていく必要がありそうです。

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仕事は半導体デバイス開発。 趣味としているEnduranceスポーツと 日常の出来事を綴ります。

3 Comments on “企業に求められる「外部の内部化」と「内部の外部化」

  1. 政府と企業
     政府の課題であった問題に企業が関わっていくというのは面白いですね。
     教育に携わる者として、乱立しては消えていく塾をみて、学校では補えない何かを提供し続けないと営業が難しいんだろうと思います。同時に、都市部は大多数の生徒が塾通いをしているのを見て、「何を追い求めているんだろうな。。」と思ったりします。

  2. Unknown
    教育というのは効率化とか合理化とかいうのは本来ならば相容れない領域なのかとは考えてますがある程度は民間で補完せざるを得ず難しいなと思います。でも結局は結果で判断されてしまうんですが。

  3. Unknown
    教育というのは効率化とか合理化とかいうのは本来ならば相容れない領域なのかとは考えてますがある程度は民間で補完せざるを得ず難しいなと思います。でも結局は結果で判断されてしまうんですが。

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