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トヨタ VW 2強の時代


青空はお預けで梅雨が続きます。ただ東海地区はまとまった雨はあまり降っている感じはしません。

トヨタ対VW(フォルクスワーゲン) 2020年の覇者をめざす最強企業
クリエーター情報なし
日本経済新聞出版社

トヨタとVW。ともに国産車/輸入車で典型的な日本人が好きなメーカーの2つですが自動車業界のこれからの2強と言ってよいと思います。トヨタは生産システムで一世を風靡しましたが200年代後半で失速。ただ体質改革で復活し、2009年のビッグ3の2社の経営破綻でその地位を揺るぎなものとしています。トヨタは日本企業の代名詞のような存在で人づくり、ものづくりを大切にするところがあります。一方でVWは徹底的にビジネスモデルを追求し、M&A、マルチブランド、プラットフォームの3位一帯の戦略と標準化、オープン化による効率化を図ることでトヨタとは攻め方を徹底的に変えてきています。
今のところは主戦場が北米、欧州という違いがあるものの今後はVWが切り込んでいる中国、インド、ブラジルといった新興国に切り込んでいか無いわけにはいかず対決は時間の問題でしょう。

会社名を見るとトヨタは人の名前、VWは直訳すると国民の車みたいな名前なのですが経営を見るとVWはポルシェ家とピエヒ家のファミリー経営で過半数の議決権がありますがトヨタは歴代で一族が社長を
務めたのは約半分で今の豊田章男社長で5人目。株式に数パーセント程度の保有とのことで名前の割には?創業家の支配の薄い会社というのは意外なところです。

個人的にはVWの車はイメージや製品として好感度は高く、1つ1つのブランドイメージも一貫しているように思います。またシュコダといった低価格帯からアウディ、ポルシェのプレミアムクラス、最高級のベントレーといったブランドの使い分けも上手くいっているように感じます。一方でトヨタは車種によって玉石混合で企業イメージとしてまだら模様に感じます。だから悪いとかそういうことではないのですがこれだけ性質が違う企業が同じ業種にいるというのも面白いところ。

環境対応に関してはトヨタはハイブリッド、VWは小排気量加給で現状ではハイブリッドはガラパゴス状態。トヨタの今後はプラグインハイブリッドとその技術をベースにしたEV,燃料電池自動車ですが弱点は
内燃機関の部分。こちらはBMW等の技術供与がある見込みです。VWは同じくプラグインハイブリッドに加えディーゼルの組み合わせがあることが強みになると思います。
トヨタはひとまずはまんべんなくやっている感はあります。嫌いというわけではないですが残念ながらどちらの車もマイカーとして所有したことはありませんが特にパワートレイン、自動運転などを含めてここ10年は自動車業界でも大きな変革が起こる時期だと思います。この2強の今までの戦略だけでは勝ちきれるとは思えませんので今後にも注目したいと思います。
消費者にとっては会社の規模というよりはどれだけ技術的な進歩を車の魅力として感じられるかということだと感じます。
次買い替える時はディーゼルか、ハイブリッドか? 次回は新しい技術を感じられる車を選びたいと思ってます。

今週、トヨタから燃料電池自動車を700万という比較的現実的な価格で発売するという発表がありました。一般消費者にはまだまだですが段々と次世代の足音が近づきつつあるようです・・・

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仕事は半導体デバイス開発。 趣味としているEnduranceスポーツと 日常の出来事を綴ります。

4 Comments on “トヨタ VW 2強の時代

  1. 燃料電池車
     昨今のガソリン価格高騰がこのままつづけば、車の初期投資とランニングコストを天秤にかけ、700万の燃料電池車を選択する人も出てくるかもしれませんね。なんらかの車が過半数を超えてくると、インフラ整備が一気に進むような気がします。低価格な軽自動車の先行きが鍵を握っているのかも。。

  2. Unknown
    燃料電池は元来は素性の良い技術の最たるものと思います。水素はそもそも水からできているわけで燃料と消費がその間を行ったり来たりしているだけという双方向の受け渡しがあるところが再生可能エネルギーですね。
    700万だとようやく現実的になってきたなという感じですがどこで普及のポイントを迎えるかは途上国も含めるとまだまだ難しいところですね・・・
    最終的にはある程度ガソリン車を締め出すようなことをしていかなければいけないのかもしれませんが・・・

  3. Unknown
    電池さえもうすこし良くなれば電気自動車だとおもうのですがあともうちょっと効率化をがんばってほしいですね。
    構造距離は500㎞以上あれば安心できそうですが・・・

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