今日は練習もそこそこに美術館めぐりへ。

まずは名古屋市美術館のモネ「印象 日の出」展。モネだけでなくセザンヌ、ルノワールといった印象派の画家も作品もあわせて展示。
なんといっても見所は印象派の象徴ともいうべきモネの「印象 日の出」。
絵のサイズは思ったより小さかったもののルーツとなる作品だけに迫力を感じました。
今まで主流だった写実主義と抽象派の中間ぐらいに位置づけされるとのこと。
写実というのはどちらかというと技術力が問われるような気がしますが目の前にある情景を抽象的にしていくということは画家の想像力と直感、ひらめきが問われるわけで抽象的な表現手法はさらに高度なのだと個人的には感じます。もちろんBackGroundには写実できる基礎能力が必要なはず。
館内の通路も狭く、これでもかというほど大盛況だったのであまり落ち着いて見れなかったのは残念。
続いては愛知県美術館へ

こちらで開催されているのはアメリカの画家アンドリュー・ワイエスの展覧会。
写実主義でテンペラと呼ばれる自然な風合いのでる絵の具やドライブラッシュと呼ばれる水彩画の技法を用いることが特徴。ただの作品だけでなく製作過程に残された素描や水彩も展示されており一枚の完成品に行き着くまでの状況を想像させてもらえます。
恥ずかしながら絵には疎く、アンドリュー・ワイエスという名前を知ったのもこの展覧会がきっかけでしたがファンになりました。
鮮やかな色は使っておらずとてもシンプルでむしろ情景としては寂しさすら感じられる風景なのでしょうが何か温かさを感じる絵に仕上がっているというのが不思議です。描かれた風景が主に画家自身がなじみにしていた家や人が対象になっているということで強い思いが絵に込められていることが理由かも知れません。
1/16に命を引き取られたばかりとのことでご冥福をお祈りいたします。
館内では日本での公開向けに収録されたインタビューも放映されていて
人柄のよさと絵に対する情熱を感じることが出来ました。
こちらの美術館はゆったりとしたつくりできちんと展示説明も配布してくれるし好印象でした。混んでいなかったというのもありますが。




印象派とテンペラ
ぼくも国立新美術館でモネ展があった際に見に行きました。
近接して見るといかにも二次元なのに、
離れて見ると立体的に見えて驚いたのを覚えています。
ちなみに、もしフランスに行くことがあって、
印象派を中心に眺めたいなと思われましたら、
オランジェリー美術館がオススメですよ。
ここは至るところ、印象派の作品で埋められていましたので。
特に、モネの「睡蓮」は驚かれる事この上ないハズです。
…にしても、未だにテンペラで描かれている方もいるんですね。
どうも劣化しやすいという個人的な偏見があったもので。
(ダヴィンチが残した「最後の晩餐」はテンペラ画なんですが、
壁画として残すには、劣化しやすかったそうです。
ミラノに残っているそうですが、閲覧する前に、
激しく歩いて床を揺らすなとか注意を受けるとか何とか。)
今はそうでもないのでしょうか…。
Unknown
教えてくれてありがとう!さすが詳しいですね。
フランスにはいつかは行ってみたいと思っているのでその際には訪れてみたいと思います。
「睡蓮」は晩年の作品ですね。今回の展示でもありました。
テンペラは耐久性が低いみたいですね。今回の展示では特に歩き方の指示までありませんでしたが照明は落としてあったのでやはり配慮があったのだと思います。まだ新しいということもあるのかな。