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子どもは判ってくれない


今日は軽めの練習。BIKEで江ノ島まで。澄んだすばらしい青空で富士山がくっきりと見えました。

今年もあと半月。去年以上にあっという間であったように感じます。こうやって歳をとっていくのものなのかもしれません。
ある意味この感覚は幸せだと思います。仕事があって趣味があって流れていく時間を大切にしたいと思います。

子どもは判ってくれない (文春文庫)
内田 樹
文藝春秋

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健全な肉体に狂気は宿るの内田樹さんの本。
もともとはWeb上にかかれたものをまとめたものです。

この本の問題提起としては
「正しいことを言ったからといって相手が聞いてくれるわけではない。大切なのはその言葉が聞き手に届いてそこに何かが始まること。」
だといえます。世の中には読んでいてフムフムと確かにうなずける「正論」が多いわけでそれを私たちも普通に受け入れてしまっているわけですがそれは誰に対しても向けられていない意味の無いメッセージだということです。

意見でも規則でもなんでもはっきりさせることが良いと一般的には考えられますが筆者は曖昧のまま残していくことの価値が逆にあると主張していてこの考え方は自分にとって刺激的でした。

振り返ってみれば正論を言ってはっきりさせることばかりに終始してきたような気がするが… 分かり合えない人とは無理にわかりあう必要は無い、未来のことは厳密に考える必要は無い、わかっていないものを無理やり要約する必要はないのだと思えば気が楽になります。 

その他 印象に残ったところ

才能がある人間とは

才能のある人間は自分に備わっている才能と備わっていない才能をわかっていてそれは個人的努力でどうもこうもできる問題ではないとわかっている人間のこと。
(才能というのは努力を出来ることも含んでいるのでちょっとややこしい)
さらには才能というのは活動から生み出された快楽の総量で測られる。快楽というのは個人的充足であり他者のものを欲しがるという欲望では無い。

才能は努力で何とかなるというのは才能の無い人間が考えることなのだと思います。才能のある人はあえて意識することなく快楽を追及できる人のこと。

それを考えると改めて自分は才能無い人間かと感じますが… 
不器用ながらこれが自分の生きていく道なのかなとも逆に感じました。
少なくとも才能があると思って実力が伴わない人よりは良い。

体を大事に扱わない人に敬意は払われない

人に敬意を払われるにはまず自分に対して敬意を払う必要がある。敬意を払うというのは威張るということではなく自分の体の発する信号に対して敏感になるということ。脳が求める快感よりも体の感じる快感に対して敏感になる。自分の身体信号に対して敏感であれば他人の身体信号に対して対しても自然と気が利かせられるようになり、他人のことが理解できるようになる。

これも同意できた主張。
体を使っているスポーツをしてきたこともあって体の発する信号に対しては敏感になってきたような気がするけど大切に出来ているかと言われると足りない。
全力で走った後の温泉とか。山を登った後の頂上からの景色。自転車で海岸線を走り抜けるときの気持ちよさ。 色々想像できるけど自分はやはり体を使った後の充実感とかに価値観を感じているらしい。 方向性は間違っていない、とは感じます。

そのほかにも精神年齢の算出やのろいのコミュニケーションの避け方など
こんな捉え方があったんだと新しい発見をもらえました。確かに心に届くメッセージ、世の中に蔓延る正論に飽きた人におススメ。 

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仕事は半導体デバイス開発。 趣味としているEnduranceスポーツと 日常の出来事を綴ります。

3 Comments on “子どもは判ってくれない

  1. いいねぇ~
    流れていく時間。
    この感覚は大切にしたいよなー。

    9月からは神奈川(川崎)に引っ越す事が決定したので
    さらに一緒に時間を流そうっ。

  2. いい本だね
    いつもいつも読書量には感心させられます。

    たけっきーの案内だけで中身は読んでないけど、いい本だね。ぜひ読んでみます。

     やっぱ快楽が追求できる=自然と一人でも練習している、且つ練習が苦ではない、ということなんかね。
     個人差はあると思うけど、自然とやっているものが人それぞれあるはずで、それに無意識に興味やDNAが向いているのかも?

    もうすぐ

  3. Unknown
    >みらい
    まったくですね。ただ、漫然と過ごさずに何か足跡は残したいと思っていますが…
    川崎だとかなり近くなりますな。また練習しましょう。

    >まっつんさん

    恐縮です。もっと平日に本が読みたいのですがほとんど時間がないのが残念です。

    確かに無意識に(本能で)選ぶものというのが良いのかもしれませんね。今後、どこでそういったものに出会うか分からないのでアンテナはしっかりと広げておきたいと思います。

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