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LOHASの生物学的解釈


風が強く自転車にはキツイ日。鈴鹿山脈にも雪がかぶる季節になりました。
明日は久しぶりに10kmロードレースに出場予定のため今日の練習は軽めに。

ロハスの思考 (ソトコト新書)
福岡 伸一
木楽舎

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「生物と無生物の間」の福岡伸一さんの書いたLOHASの本。LOHASビジネスについては以前に本を読みましたが学者からのLOHASの解釈というのは面白い視点です。
本は雑誌「ソノコト」に掲載されたエッセイとレポートをまとめたもので巻末には坂本龍一さんやヨーヨー・マさん、田中康夫さん等との対談も載っています。

エッセンスは巻末に書かれていますので抜粋すると
ロハスなこととは
 1.動的平衡を崩さないこと
   生物の体は外から栄養分や水分を取り入れることによって
   常に再生、循環して動的な平衡状態を保っている。
   いたずらにエネルギーを入れすぎたりして循環を加速させて
   平衡状態を乱さないように気をつける。
 
 2.エントロピーをいたずらに増やさないこと
   エントロピーとは物質の状態の乱雑さのこと。
   エントロピーは増大するというのは熱力学第2法則で証明されているけども
   人間が増やしたエントロピーを回収するのは自然ということを忘れてはいけない。
 3.エネルギーの収支を考えること
  前述のような循環は生物が子なう酸化反応と植物が担う還元反応で起こるエネルギーのやりとりになる。
  余計に増やしたエネルギーの回収のために環境に負荷をかけないこと

 4.元素の循環を阻害しないこと

 5.光と緑を大切にすること
  植物の起こす光合成は人間などの動物の起こした酸化反応に対する
  還元を行ってくれる重要な役割を担っているからこそ大事にしたい。  

ロハスなものとは
 1.形だけでなくプロセスが見えるもの
   どのように加工されたのかその収支が見えること
 2.適正な手続きが確保されたもの
   偽造食品に対する警鐘
 3.価格の理由が説明できるもの
   その価格に対する品質:Valueに納得がいくかどうか
 4.安全・安心が価値に含まれるもの
   そのもので安心な気分になれるか、心が豊かになるか
 5.組成・素材が分かるもの
   加工された過程がはっきり分かるもの

そもそも豊かな生活の恩恵を受けておきながらいまさらLOHASというのは虫が良すぎるような気もするのですがLOHASな生き方が気持ちいい、Coolだという共通認識が出来ればLOHASなんていうことを叫ばなくとも環境のことを考えた生活ができるのではないかと思います。
どこかでこれ以上の豊かさはいりませんという勇気が必要なのだと思いますがそうもいかないのが人間の弱いところ。 

自然の大切さを知るというのは自然と接するところから始まるのではないかと最近感じます。
歩く、走る、自転車で風を切って走る。そして公園、海、山で自然と接する。
その中で感じる自然は気持ちいいという感覚。だから大切にしようと思うのだと思います。自然と人間の間の界面というのは昔と比べてはるかに境界線がはっきりしているわけですが時にはその境界線をわざと下げてやって界面での効果(Edge Effect)を楽しんでみる。 そんな生き方がいいのかもしれません。

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仕事は半導体デバイス開発。 趣味としているEnduranceスポーツと 日常の出来事を綴ります。

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