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悪ガキ教授のヤバイ経済学

今日は天気が悪いので午前はRUNのみ。

ヤバい経済学 [増補改訂版]
スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー,望月衛
東洋経済新報社

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ずっと興味を持っていた本を中古で入手。

邦題は「ヤバイ」だがもともとの題名は「FreakEconomics」で「風変わり」のとかいった意味である。一般の人には理解し難しい統計学だとか計量経済学だとかは抜きにして一般の人に興味を持ってもらえる+経済学上も興味深いかつタブーとされているテーマを取り扱っているというのがその背景。

テーマとしては
○インチキはどのようにして起こるか(学校の先生と相撲の話)
 ⇒ここらへんが日本人にとってはかなりタブーなのだがそこらへんがヤバイという題名がついた由来なのかもしれない。

○売り文句に隠されたウソ (不動産の売り文句、出会い系サイト)

○犯罪統計に隠されたウソ (犯罪者と中絶合法化との相間)

○完璧な子育てとは(成績と環境、子供の名前との相間)

こうみると一貫したテーマが無いように見えるけども最終章で筆者が述べているようにこの本のテーマは現実世界で起こっていることを様々な方法で測ってみる時に経済学をうまく使うことによって筋の通った考え方が出来ますよ、ということだと思う。確かに面白くマスコミや政府の発表を鵜呑みにしているだけでは危険というのがよく分かる。 新しい考え方を与えてくれるという点で良い本だった。

一番興味を引きそうなのが子育ての環境と成績との相間。
筆者によると(まあアメリカでのデータなので日本だと変わってくるかもしれない、一部抽出)成績が良い児童に見られた特徴は以下の通り 

○親の教育水準もしくは経済的地位が高い
○母親が最初の子供を生んだ時、30歳以上
○親がPTA活動をやっている
○家に本が沢山ある

負の相間(成績が低い生徒)が見られたのは

○養子である
○未熟児だった

逆に相間がなかったのは(成績とは関係が無いということ=成績が悪いということではない)
●家族関係が良く保たれている(定義が良く分からないけど…)
●子供が生まれてから幼稚園まで母親が仕事をしていない
●よく美術館に連れて行く
●親にぶたれる
●TVをよくみる
●本を親が読んでくれる

といった感じだった。こんな特集は子育て雑誌でもあるのであんまり面白くないかもしれないが何故かという分析は教育学者より経済学者のほうが鋭い感じがする。気になる人は読んでみてください。 

ただこの相間はどちらが先かというのは教えてくれない。
つまり本がいっぱいあるから勉強が出来るのか。
勉強が面白くて(そんな人は稀?)本をいっぱい読むのか。
というようなことである。

しかも成績がいいからといって社会的にうまくいくとは限らない。
まあそういう断りはあるもののこういった相間を調べて物事の本質を探るというのは非常に重要。

個人的にも半導体とかの出来、不出来はこういった相間を調べないと分からないものが多いというのを痛感してます。 

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仕事は半導体デバイス開発。 趣味としているEnduranceスポーツと 日常の出来事を綴ります。

2 Comments on “悪ガキ教授のヤバイ経済学

  1. 親の背を見て子は育つ
    相関調べてないけど、親が勉強する習慣がある、というのも非常に重要ですよね。

     ある程度の量をこなさないと、前進している感覚ってつかめないものだと思う。そういう意味では、学校や資格のテストは客観的に点数ででるので有効。
     ただ、そういうものがなくても知的好奇心だけで、ずっと勉強する姿勢を保つには、勉強する習慣が大切でその小さな当たり前が大きな差になっていくんだと思ってます。
    (個人的主観で書き綴ってなんら裏付けはないけど。。)

     そして社会的にうまくいくことも非常に重要。なにがしかの自分の優れているところを発見し伸ばせる人は傍から見ていてすごいなと感じさせます。

     学力が優れる、社会的にうまくいく、大切なことでそこを求めて生活もするわけですが、毎日平常心で、初日の出で何かを感じる心は持っておきたい。

  2. Unknown

    同感です。 基本的に子供は親の背中をみて育つ物ですし、勉強して無い人に(してきて無い人に)勉強しろといわれても説得力ないですからね。親には反抗しても不思議に影響をうけてしまうものです。

    努力して報われるという体験は大きな価値がありますね。もちろん努力が意味が無い場合もあるのですがそれを含めて努力して結果をだすという経験は重要です。

    これからも仕事をこなすだけでなく分からないことを知りたい、勉強したいという気持ちを大切にしていきたいです。

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