
やっとロードバイクの修理が終わった模様。今日はMTBで乗ってきましたが来週からはロードバイクでの練習を再開できそう。
統計数字を疑う 門倉 貴史
新聞やTV、インターネットなどのニュースで出てくる統計数字は実際に調べた生データなわけで説得力がありたとえ実感がなくともそういうものなのかと納得してしまいがちです。そんな統計数字の疑問に答えてくれるのがこの本。交通事故死亡者数の減少に隠された背景や平均寿命の計算の仕方などなじみのある統計の数字はどのような特徴があるのか分かりやすく解説されています。統計にも個性があってそれを知った上で見ていかないとだまされることになります。
良く紹介される経済効果。○○のイベントの経済効果は□□億といった数字が良く発表されていますがいかにその数字がアバウトな憶測に基づいたものであるかが分かります。
統計が役に立つのは景気の判断。政府の政策に影響を与えます。 現在は景気の拡大局面、11月で02年1月から57ヶ月を超えて戦後でもっとも景気の拡大が続いていることになります。しかしながらその実感がないのはなぜなのか?統計の分析によると製造業の回復能力が落ちているため景気の拡大が緩やか過ぎることが原因になっているとのことです。
さらには脱税、麻薬販売や違法賭博といった地下経済の話。試算ではGDP規模で5パーセント程度なのだがデンマークやドイツなんかでは15パーセント程度にも達するらしい。地下経済で生み出されたお金が地上経済を刺激する局面もあり悪いことばかりではないのだが何しろ表に出てこないので経済政策を行う際に実像が把握出来ずぶれてしまいがちになるという懸念点もあり。あまり拡大させてしまうのもよくないようだ。
当たり前のように見ていた数字がこんな意味があったのだと気づかせてくれる本。お勧めです。



