地球と生物が相互に関係し合い環境を作り上げていることを、ある種の「巨大な生命体」と見なす仮説 であるガイア理論を提唱した著者が発する未来論。近未来に人間の知能をはるかに凌駕する“超知能”が出現し、新たな生物圏を形成すると予測。人類が地球(ガイア)に君臨し、地球環境に大きな影響を及ぼしてきた産業革命以来の時代(=アントロホセン)が終焉し、“超知能”と人類が地球に共存する時代(=ノヴァセン)へと移行。そういった時代になると地球における人間の役割は、自らよりも高い知能をもつ“超知能”という生命の進化を促し、ガイアの恒常性を維持することに転換する のではないかという予測がなされてます。著者はなんと2019年に100歳とことで驚かされます。
よくあるような機械が人間を駆逐するというわけでなくあくまでサイボーグとして機械やAIを使いこなす人類が牛耳るようになる=ある意味共生していけるものが支配するという予測なので今のAIを利用できるもの/できないものの差分という意味ではありうる話なのかもしれません。人工知能が分析すれば人間の行為というのは地球を破滅させるように向かっているわけで”超知能”は地球そのものを守る方向に駒を進めることになるでしょう。手塚治虫の火の鳥はこの話のベースになるガイア理論は火の鳥にも一部影響を与えているように思います。いずれにせよマクロで考えれば地球という場所に住んでいる以上は共生を考えていかざるを得ず…方向修正を自らの手で技術革新で解決しようとする姿勢は人間が悪いという一辺倒とするエコラディカルと対比されるエコモダニストの立場そのものでありその思想としては一貫していると考えてよさそうです。自身も現実的にはそういった方向性が現時点での1つの解なのではと思っていたので個人的には筆者の考え方には同調できるものでした。
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