Books

仕事のIQの鍛え方

最強の働き方;世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚に学んだ77の教訓
クリエーター情報なし
東洋経済新報社

東洋経済オンラインでもコラムを持つ筆者が仕事で20年間の経験から蓄積された仕事を潤滑に進めるうえでのポイントを開設した本です。他の本とは少し異なるのはこの人自身がすごいとは思うのですが自身が実践してきた視点というよりは周りのすごいヒトや上司から得られた経験から見出した仕事のIQという内容になっていて自分のやり方の押し付けという形になっていない点は好印象です。確かに社会に出て気づくのは学力のIQ≠仕事のIQということです。仕事が出来るというのは学歴には必ずしも比例するわけではなく、それは仕事自体が周りの人間との関係から成り立っていることが大きいのだと思います。いわば「信頼と評判」の世界なわけです。とすると学力というのはあくまで手段でしかないことがわかります。何を以て一流とするかというのは難しいところですが誰からも「信頼」されて「評判」が良いというのは一つの基準なのではと思います。そのために何をすべきか?この本から見えてくるのは仕事に対して基本を大切にし、常に律義で真摯な態度を以て望むという誰もが新入社員の際にはもっていたであろう基本です。常に学び成長しようという姿勢、どうしても仕事に慣れてくると忘れがちですが非常に重要なものだと思います。

本書は
第1章 一流の基本
第2章 一流の自己管理
第3章 一流の心構え
第4章 一流のリーダーシップ
第5章 一流の自己実現

という構成になっており1、2章あたりはスキル的な要素なのですが3,5章は自身の仕事に対する考え方も問われる内容となっており、
奥が深いかと思います。その点大きいポイントは筆者の指摘しているような主体性の有無ということだと思います。
学歴、仕事の処理も優秀であっても常に内省して自身の任された範疇の中だけでなく役職以上にさらに高める努力をしているかが重要なのだと感じます。
モチベーションを上げる一つのポイントとなりそうなことが5章に書かれており自己実現を「やりたいこと」、「出来ること」、「社会から要請されること」の3つのポイントの交わるところで実行するという考えです。まさにその人にとっての天職というのはその交点にあることとだとは思うので現在がそうでなくとも近づく努力をすることでさらに良い仕事が出来るようになるのだと思います。
仕事で何をしたいのか? 哲学的ですが最終的にはこの答えを明確に持っているひとこそが仕事で幸福になれるのだと強く感じます。

自分自身、モラトリアムなところもありましたが段々と方向性は定めつつあるとは思うのでさらに精進していきます。

Amazon書籍紹介より
【本書の内容の一部】
★【メール】即リプライは「すぐできる仕事を後回しにしない」姿勢の象徴
★【メモのとり方】漏れのないピラミッド構造は「論理的思考能力」の証し
★【資料づくり】「一枚、一行、一言で要約できない資料」は不要
★【会話術】声は人格を表す――「いい声とアクティブリスニング」を忘れない
★【プレゼン】MECE,フレームワークに鉄拳制裁を! 最後は読み手の好み次第
★【ストレス対策】「心のストレス積立金」を積んで、やり過ごせ
★【人間関係】 「ギブ・アンド・ギブ」で、とにかく相手に得をさせる
★【時間管理】「タイム・アロケーション」が最も大切な決断
★【学習習慣】自分の進化版2.0を目指す
★【仕事の心構え】雑学ではなく、哲学のある仕事をせよ
★【レガシー】あなたが会社を去っても、会社に残るものは何か?
★【信頼を大切にする】信頼の貯金をせよ――短期の利益より、長期の信頼
★【部下を伸ばす】部下の市場価値を高め、自己実現を支援せよ
★【自己実現】「勝てる分野」で勝負し、やりたいことは1つに絞らない
★【エリートトラップ】他人軸ではなく、絶対的な自分軸で判断

・ 悲観は気分。楽観は意思。
・「いまできる仕事はすぐ片づける」習慣が、メールの返信スピードひとつにも反映される。
・「文章を短くすることへのこだわり」は仕事能力を大きく左右する。たとえば骨子もポイントも明確な
 1枚にまとめられた提案書は、読まれる率も覚えられる率も確実に高くなる。簡潔な文章を書けるだけで、かなり出世する。
・信頼される人は、「この人に任せておけば、言ったことは正確に理解され、漏れなく実行してもらえる」という安心感を与える人。
・つまらなく思える、どろくさい仕事にていねいにとりくむ。その違いが大きな違いを生む。
・完璧な資料と「単純ミスひとつ」の資料の間には、ケアレスミスひとつの問題ではない、途方もなく大きな違いが横たわる。
・会話で信頼関係を築くには「相手に興味をもち、傾聴する姿勢」が最も大切。よい会話とは、相手のニーズや想いを聴き出し、
「この人は自分の話を聞いてくれた」という信頼感を勝ち得ること。
・相手の心を動かすには、自分自身をインスパイヤーできていて、プレゼンの内容に情熱と霊感を感じていなければならない。
・毎回、前回よりうまく話せるようにブラッシュアップすることに、モチベーションを見出す。
・「運」とは「運ばれてくる好機」。運んできてくれるのは、自分を気に入ってくれている、良好な関係を築いている他人にほかならない。
・一流の人ほど、何をするにもストイックで徹底的だ。
・いかにうまくいっていようと、そこで成長が止まればすぐ飽きられる。いかに偉くなっても、自分はまだまだ足りないと自戒し、
 向上心をもって勉強し続けること。
・自分が知っているモノサシだけでしか他人を評価できない人は、真の教養人にはなれない。
・好きな仕事をするとは「好きでないがやらなければならない仕事」を完璧にさっさと終えたものだけに与えられる特権。
・日々の仕事における「少しでも期待を超える努力」こそが、厳しい競争の明暗を分ける。
・目標を達成するのに肝心なのは、IQではなく「失敗してもめげずに、それを肥やしに起き上がる強さ、耐久性の強さ」
「失敗から教訓を学び、変われる柔軟さ」。
・非常に優秀なのに大きな仕事ができない人は、能力ではなく信頼が欠如していることが多い。
・「自分が何のために仕事をしているのか」という理由に納得している人は、グリット(最後までやり抜く力)が強い。
・自分のモチベーションの源泉と「働く理由」に対する深い自己認識が、自己実現できるキャリアをもつための重要な基本なのである。
・「社会的使命感(Social Cause)」がなければ、人もお金もついてこない。
・人と協力関係を築ける人は、短期的に搾取しようとしない。逆に長期的に双方にとってメリットのある協力関係を提案し、誠実に実行する。
・勝負の大半は、戦略の良し悪しより、人選の良し悪しで決まる。
・人間の選択ミスの大半は「人生がいつまでも続く」という幻想が生む緊張感の欠如からくる。

Please follow and like us:

仕事は半導体デバイス開発。 趣味としているEnduranceスポーツと 日常の出来事を綴ります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です