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脳内ボリュームつまみ

Optimized feature gains explain and predict successes and failures of human selective listening
Ian M. Griffith, R. Preston Hess & Josh H. McDermott
Nature Human Behaviour (2026)

人間が騒がしい場所で特定の声を聞き分ける「カクテルパーティー効果」の仕組みを、AIモデルを用いて解明した研究です。特定の音の特徴(ピッチや場所など)を強調する「特徴量ゲイン(feature gains)」という仕組みがあることが神経生理学ではすでに分かっていますがこれをニューラルネットワークで再現。まずモデルはターゲットとなる声(キュー)を聞いてその特徴を記憶します。その後、混ざり合った音の中から、その特徴に合致する信号を強調(ゲインをかける)して、言葉を認識させるということで人間の動きを模倣するというよりは上記のタスクに対して最適化を実施したとのこと。ただ結果としては人間と同じような機能性の取得と「後期選択:人間の脳では情報の処理が進んだ後半の段階で重要な音が選別される」が再現されたとのこと。人間の「注意して聞き耳を立てる」という戦略が、選択的な聴取というタスクを効率的に遂行しようと最適化する過程で、自然に発生するものであることを再現できたということができそうです。


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仕事は半導体デバイス開発。 趣味としているEnduranceスポーツと 日常の出来事を綴ります。

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