Humans peak in midlife: A combined cognitive and personality trait perspective, Intelligence
Volume 113, November–December 2025, 101961
人生の成功に関連する9つの構成概念(認知能力、パーソナリティ特性、情緒的知能、金融リテラシー、道徳的推論、サンクコストバイアスへの抵抗、認知柔軟性、認知的共感、認知的欲求)について、年齢に関連する傾向を分析し、全体的な機能のピーク年齢を推定する研究結果です。年の功とはよく言ったもので認知・パーソナリティ機能指数(CPFI)を構築し、2つの重み付けモデル(従来のモデルと包括的なモデル)で比較していますが両モデルとも、全体的な機能のピークは中年期後半(55歳から60歳)にあることが示されます。なかなか中高年の年代にとっては勇気づけられる結果だとは思います。個々の特性を分析した結果、以下のような年齢関連の傾向が示されています。中年真っただ中の自分としてはまだ流動性の方もあきらめたくはないですが結晶性の蓄積をより意識して強みにしていくべきということなのでしょう。
| 傾向 | 該当する特性(例) | 特徴 |
| 若年期にピークを迎え、その後低下 | 流動性知能(推論、記憶、処理速度) 、認知的欲求、認知柔軟性 、認知的共感 | 新しい問題解決や処理速度など、脳の「力学」に関連する機能 。 |
| 中年期・老年期まで向上 | 結晶性知能(語彙、一般知識) 、情緒的安定性 、金融リテラシー、道徳的推論 、サンクコストバイアスへの抵抗 | 知識の蓄積、経験、および意思決定の「実用性」に関連する機能。 |
| 逆U字型(中年期にピーク) | 誠実性 、情緒的知能、道徳的推論 | 思春期から中年期にかけて増加し、その後老年期に減少する特性。 |
特に高いレベルの意思決定が求められる役割(ハイステークスな役割)に最も適した個人は、40歳~65歳ことが示唆されています。成熟企業におけるリーダーは大体この年代に収まってくるのでまあ納得いく結果なのかとは思います。
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