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限界を超えない成長の道:サーキュラービジネス

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経済成長か、地球環境保護かサステナビリティというと少し我慢する意味合いが入ってくるように思いますがその両立を図る考え方の一つがサーキュラービジネス。この本ではその概要と具体的に取り組んでいる企業として帝人とJERAのビジネスがインタビューで紹介されています。サーキュラービジネスとは、従来の「作る→使う→捨てる」という一方通行の経済モデル(リニアエコノミー)とは異なり、資源を可能な限り長く使い続け、廃棄物の発生を最小限に抑えることを目指すビジネスモデルです。これは、地球の資源を有効活用し、環境負荷を低減しながら経済成長を目指す「サーキュラーエコノミー(循環経済)」を実現するための重要な要素となります。

サーキュラービジネスの核となる考え方は、製品やサービスを設計する段階から、再利用修理リサイクルアップサイクルといった循環的な利用を前提とすることです。

具体的には、以下のようなビジネスモデルが考えられます。

  • 製品の長寿命化: 高品質で耐久性のある製品を設計・製造し、修理やメンテナンスサービスを提供することで、製品の利用期間を長くする。
  • シェアリング: 製品を所有するのではなく、必要な時に必要なだけ利用できるサービスを提供する(例:カーシェアリング、洋服のレンタル)。
  • サービスとしての製品(Product-as-a-Service): 製品の機能や価値をサービスとして提供し、製品の所有権は企業が保持する(例:プリンターのインクカートリッジの定額制サービス)。これにより、企業は製品の回収やリサイクルを促進しやすくなります。
  • リサイクル・回収: 使用済み製品を回収し、原材料として再利用したり、新たな製品の部品として活用したりする。
  • アップサイクル: 廃棄物を単に再利用するだけでなく、より価値の高い製品やサービスに生まれ変わらせる。
  • 再生可能資源の利用: 製品の原材料として、枯渇しない再生可能な資源を積極的に利用する。

サーキュラービジネスは、環境問題への意識の高まりや資源価格の高騰などを背景に、世界的に注目を集めています。企業にとっては、新たなビジネスチャンスの創出やコスト削減、ブランドイメージの向上といったメリットが期待できます。

サーキュラーエコノミーの原則として、一般的に以下の3つが挙げられます。

  1. 廃棄物と汚染をなくす(Design out waste and pollution): 製品設計の段階から、廃棄物や汚染が発生しないように工夫する。
  2. 製品と素材を循環させる(Keep products and materials in use): 製品や部品、原材料を可能な限り長く使い続け、資源としての価値を維持する。
  3. 自然を再生する(Regenerate natural systems): 自然のシステムを尊重し、資源の採取や利用が自然環境に与える負荷を最小限に抑え、再生を促す。

これらの原則に基づいたビジネス展開が、持続可能な社会の実現に貢献すると考えられています。

自分の関わる半導体事業でも製造装置の再活用、ガス、薬品、やレアメタルなどの回収などはすでに行われていますが基本的に数年で置き換わっていく半導体デバイスそのものがリフレッシュさせ、再利用するというのは今後ありうるのかもしれません。

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仕事は半導体デバイス開発。 趣味としているEnduranceスポーツと 日常の出来事を綴ります。

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