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セールを張るか?オールを握るか?

*いよいよGoo Blogも閉鎖とのことで引っ越し先を検討中です。

 1か月以内くらいで移動先探そうと思います。

ファイナンス学者の思考法――どこまで理屈で仕事ができるか? 

宮川 壽夫 (著) 
 ビジネス世界から大学へと転身したファイナンス学者の思考法のガイド。周囲の状況を見ることから考え始めることを「セール(帆)を張る」発想と呼び、根本的なところから自分自身で考え始めることを「オール(櫂)を握る」発想として自らオールを握る考え方が時には重要であることを主張した本です。基本的にはどっちも必要なのだと感じますがオールを握る方の方が相対的には意識してやや頑張らないとできない方なのでそっちを主として書かれています。学者ということもあってこのオールの方は原因と結果、主張と根拠を明確にして根拠としては因果関係の分析などをベースにしていますがこの本ではこの因果というのがそこまで簡単では無く時には見誤る可能性もあることを示唆しています。(特に人間は仮説を立てた時点である程度バイアスがかかってしまうものなので実際はランダム成分の方が大きくとも過大評価してしまう可能性あり。) さらに7章で取りあげられているのですが我々が憧れる直観やひらめきというのはその分野に対する深い理解や洞察があるベースから生み出されるものだということです。つまりは自身でオールを握ろうとして主体的に動かないとそもそもひらめきというのは生まれるものではないということになります。ビジネスの世界は結局は意気と度胸と勘の世界だとするとやはりこのオールを握ろうとするという姿勢ことが重要だと教えてくれる内容。これは普通に生きていると流される方向に行きがちだからということもあるのだとは思います。自分も意識的にオールを握れるように行動を変革していきたいと思います。
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仕事は半導体デバイス開発。 趣味としているEnduranceスポーツと 日常の出来事を綴ります。

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