子供たちとの東京観光の一環で行ってきました。日本人というと縄文の狩猟生活から渡来人が伝えた弥生文化で形作られたという2重構造説というのが人骨での形態からの解析から主となっていましたがDNAの解析では実際はさらに複雑であったことが示されてきており、最新の日本人の研究結果がまとめられたものとなっています。このDNA解析での人類の起源の探索は2022年のノーベル賞を主唱したスバンテ・ペーボ博士が構築した分野で古ゲノム学という分野になっています。展示では日本でも最古に近い2万7千年前とされる石垣島白保竿根田原洞穴遺跡 で見つかった石器時代の日本人の復元顔面が目玉となっていますがこの石垣島の発掘にもペーボ博士が関わっているとのことです。さらに縄文人及び弥生人の顔の復元やCGを使った日本人のルーツと文化の歴史。そして人だけでなく寄り添って暮らしてきた犬とイエネコのルーツをたどった内容となっています。 DNA解析でわかってきたこととしては ・縄文人、弥生人と代表的なDNAはあるものの基本的にはスパッと途切れるものでなくアフリカからアジアを経由して拡散してきた様々な継投が混じったものとなっている。 ・DNA=骨格の違いというわけではないということ。遺伝子の違いがすべてを作っていると思いがちですが渡来人の顔をしている人も縄文系のDNAを持っているという事例もありそう単純ではないようです ・現代人は現時点で10%程度、縄文系の遺伝子が残されている (少ないとみるか多いとみるかですが人口が増えたのは農耕生活になってからとのことで渡来系の人が持ち込んだ農耕生活で日本で人口を増やしていったことが間接的に効いていそうです) ・日本に対する人の流入は古墳時代にかけて断続的に続いていてしかもルートは一つだけでなく南方系、北方系、朝鮮半島からの大陸系など複数のルートがあった。 ・沖縄など南西諸島は稲作の展開が遅れたことや南方からの移入が続いたことで本州とは異なる遺伝子構成が維持される傾向にあった。同じ傾向は稲作が普及しなかった北方系(アイヌ)でも同じとなっておりそういった意味では日本全体としては多様な遺伝子の分布が形成された。 Please follow and like us:
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