勝つ、ではなく、負けない。 結果を出せず、悩んでいるリーダーへ
黒田 剛 (著)
黒田 剛 (著)
2023年の日本のスポーツ界をにぎわせたWBCでのサムライJapan、大谷旋風、バスケットボール日本代表の活躍と並んで偉業を記したのがFC町田ゼルビアの快挙です。J215位から一気にJ2優勝、そしてJ1昇格とあっという間の出来事で今日の時点でJ1でも2位につけており、初優勝を射程圏に収めて最終節に臨むところとなっています。トップが変わるとここまで変わるのかという衝撃は組織がいかにリーダー、司令塔にかかっているのかということを見せつけられる事実だと感じます。そんな躍進を率いた元青森山田の監督で現FC町田の監督の黒田さんの語る組織論の本。巻末には黒田さんを抜擢したサイバーエージェントの藤田さんとの対談も掲載されています。「結果を出せず、悩んでいるリーダーへ」というところで少しドキッとして手に取りました。
黒田さんはやはりというか絶対君主的なスタイルでなく基本的に委任して委任した先が最高の仕事をできるようにするというサーバント型のリーダーであると思いましたが習慣化を重視しているように基礎固めがしっかりしているのと課題としてKeyとなるところの見極めとスピード感というのは相当鋭いのだと感じます。スポーツもビジネスもすぐに結果を出すことが求められるので躊躇している暇はありません、ただ個人の力をうまく生かして集団の力として価値に行くという難しさはあります。その間どころの見極めが実行力と結果につながっているのでしょう。読んだところでのポイントとしては・・・
・目標は高く持つ …目標以上には行けないから
・原理原則を徹底させる …ルール、規範でチームとしての思考、意識を統一する
これは監督に就任してからきちっと決めたそうです
・習慣化させる ・・・上の項目と一体ですが原則がしっかりしていれば良い習慣が身につくということです。
・自発性を引き出す・・引き出すには任せること、責任感を持たせる仕事の配分をすること
・失敗の原因を明確にする ・・・勝つのでなく負けないことを目指す
・言語化して伝える・・・欲するタイミングで聞きたい言葉をかけることで確実に伝える (試合毎に思いのこもった2枚のpptで選手に思いを伝えるそうです)
・悲劇的感情を揺さぶる ‥報酬で釣るのでなく承認欲求や感情に揺さぶりをかける
・能力の最大値を引き上げる ・・ 限界を試行x実戦で引き上げる
・成長できる人間と出来ない人間を見極める・・・
ポイントはメンタル、スキル・技術面、人間性の3要素
伸びることが出来る人は自己発見力と自己改善力に優れている
・ベテランと若手を融合させる
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