シンクロニシティ 科学と非科学の間に 単行本 – 2023/1/26
ポール・ハルパーン(Paul Halpern) (著), 権田敦司 (翻訳), 生物学者 福岡伸一 (解説)
ポール・ハルパーン(Paul Halpern) (著), 権田敦司 (翻訳), 生物学者 福岡伸一 (解説)
中身は古典物理から量子力学に至るまでの物理の歴史書といってよいかとは思います。題名シンクロニシティ(意味ある偶然)はユングの提唱した意味ある偶然からきているがこれはかの有名なパウリもユングと共著を残しているように「量子もつれのシンクロニシティ」として物理の世界にも登場してきます。ある意味物理の世界は一見、しっかりしたように見えながらある意味オカルトな部分も残されていることを示している象徴的な言葉として選ばれたようでシンクロニシティについてだけ詳しく書いているのかと勘違いしていた自分にとってはいい意味で裏切られました・・・が中身は面白いです。
古代ギリシア時代のエンペドクレスからコペルニクス、ニュートン、20世紀のアインシュタインが果たした役割を振り返るだけでなく、本書の主役とも言っても良い20世紀の物理学者パウリと心理学者のユングの果たした役割について記されています。
量子もつれの物理の世界とユングの精神世界が同じシンクロニシティを見ていたというのは面白いところで解説で福岡さんが指摘しているように DNAの分裂、組み合わせでもスピンが保存されて同期性を持つというのもあるかもしれないですし体内の組織が同期活動をするのも実は量子もつれが活用されているのではないかという説もあるようです。異なる分野と思われるようなポイントが実はつながっている(可能性がある)というのは面白いことだと改めて思います。鳥の群飛行、人間の集団行動にもこういったものが関わっているのかもしれません。まだまだ新事実がわかって来そうな切り口だと改めて思いました。
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