子供の成功は記憶力で決まる 池田義博(著)
13-19年の日本記憶力選手権優勝者であり13年には世界一に輝いた記憶力のグランドマスターともいうべき筆者の書いた「記憶」の本です。 記憶というのは人間をコンピュータでいえばデータを保存しておくところというわけなのですがデータの階層構造と同じように思考力の土台となるのが記憶する力でありこの土台が優れているとすべての能力の向上につながるというのが筆者の考え。この考えをベースに記憶の仕組みまで掘り下げて効率的な記憶力の作り方までを解説した本です。
特に単なる知識に加えて重視しているところは前頭前野が活躍するワーキングメモリとしてすぐに取り出せて処理ができる場所にある部分の拡大が総合的な脳力にとっては重要ということ。パソコンを快適に使用するためにメモリを増設したりしますがまさにアクティブに使える能力を改善するのが必要ということでこれによりスキーマ(概念)を組み立てることが可能になり、より論理的に理解してイメージ力、抽象化志向が鍛えられ(フレームワーク化)さらに記憶が効率的にできるという好循環が生まれます。
効率の良い記憶のためには精緻化が必要と指摘されています。①パターンを探し出す、②共通項を探し出す、③既知の知識と照合して枠組みが同じでないか、④イメージ化する(ストーリー、色など)➄関連づけをする
ことが5つのポイント。 基本的には記銘(覚える)、保持(覚えておく)、想起(思い出す)の流れを強化できるようにイメージやエピソードを盛り込みながら繰り返して想起することや人に教えること、声に出す、書いてみることで単に資格だけでなくほかの五感と連動させ想起を促すことがよさそうです。
またこの記憶併せて重要とされているのが空間認知能力。頭の中でイメージして整理したりというのはまさにワーキングメモリが最大活用されている状況になるのでスポーツや楽器、遊びの中で鍛えておくことで記憶の能力自体を竹メル効果が期待できそうです。
子供に対してはなかなか先を見通して考えてもらうというのは難しいのですが親として少しでもアシストしてやれることがあるとすれば成果が出にくい時期があっても積み重ねが重要なこと、役に立つという動機付けでモチベーションをつないであげる努力は必要そうです。
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