
Smart city Toronto, Waterfront Toronto – The Port Lands Google Sidewalk Labs
木の集合材であるCLT(直交集成板)の活用が脚光を浴びています。木材業界にとっては1大チャンスになりますし、木材資源の活用できていない日本にとっても気になるところ。
CLT(直交集成板)=「クロス・ラミネイテッド・ティンバー」は欧州で開発された材料で、繊維方向が互い違いになるように木の板を重ねて接着して厚い板にしたもの。 厚みのある固まりにすることによって、高い強度を実現。壁や床などに利用され、「面」で建物を支える構造で強度が増すばかりではなく、ねじれや割れを防ぐことができるのが特徴です。木材が直交しているので伸縮を拘束し、寸法も安定するとのことで大規模な建築物の主要構造部材に木材を適用する際の選択肢となっており、大規模木造建築の普及を図るうえで重要な材料技術となるだけでなく工場で加工したCLTを組み立てるという作業で用いた建物は施工が容易で短工期が求められるような現場では採用メリットが大きいそうです。
1995年ごろからにオーストリアを中心に欧州で広まったCLTですが国土の68%を森林が占める「森林国」である日本ではまだまだこれから。長崎県佐世保市のハウステンボスが、2016年に施設内に開業した「変なホテル」の2期棟で採用されたり、最近でも三菱地所が仙台市で進めているCLTを床と耐震壁に用いた10階建ての賃貸マンションがあったりします。
国産ではまだまだ材料費として高いことはネックとなりますが地産地消的な考え方で言えば大きなメリットあるのではと思います。何より木材は風合いが良いのでそれを生かした建物を期待したいのですが実際は防火性や耐震性の観点から鉄ものでカバーするのが基本のようなので木造と言えどももともと日本建築の持っている鉄を使わずに木材の組み合わせのみで作るというものとは別物なのかもしれませんがそれでも日本の資源を生かす一つの道として注目できそうです。
建築例などこちらにありますがコンクリートのみの建物より温かみが出るのが良いなと思います。母校東北大学の敷地内にも研究室の実験棟があります。



