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ぼくは「つばめ」のデザイナー 九州新幹線800系 誕生物語 (講談社青い鳥文庫) |
| クリエーター情報なし | |
| 講談社 |
カンヌ国際広告祭で金賞を受賞! 九州新幹線CM
JR九州と言えば個性的な列車の宝庫。その根本を作ったのが水戸岡さんです。九州新幹線だけでなく様々な在来線のデザインを手掛けており、ブルネル賞、ブルーリボン賞、ローレル章などの受賞多数。日本を代表する鉄道デザイナー?と言っても良いのではないのでしょうか。 ドーンデザイン研究所主宰で列車のデザインだけでなく駅や制服など付随するもののデザインを手掛けていることは良く知られていますがその水戸岡さんが子供向けに九州新幹線つばめを制作した経緯を地震がデザイナーになったきっかけや幼少のころの自伝を含めて語った本です。
子供向けなので非常にわかりやすく簡潔に書かれています。このドーンというのは水戸岡さんの名前の鋭治に反して行動がのろいことから「どんじ」という名前を先生につけられたことに由来するとか。これだけの仕事をする人がそんなあだ名だったとは信じがたいですが子供のころから興味を持ったことにはとことん追求するタイプであったようですし仕事でもとにかく簡単には妥協しないという姿勢がうかがえます。最後の章で水戸岡さんの思いが述べられていますが水戸岡さんはデザインを決して自己表現と考えているわけでなく「社会に対するサービス」と考えているようです。それは使う人、メンテナンスする人、乗る人にとって使いやすく、魅力的なものにするという作業だということです。まず表現としてのデザインありきでなく使う人のことを考えた美しいデザインというのは工業デザイナーならではの考え方だと思います。 そんな中でありながら水戸岡さんは100点を目指しても60点狙いだと話しています。これは60点で妥協するのではなく理想を高く持ったうえで60点のものを組み合わせることでバランスを取るのだということ、そしてこだわりすぎるのでなく変化に応じて常に修正をかけるのだということを重要視しています。技術者として非常に参考になる姿勢でした。
上のリンクにおまけに九州新幹線開通CMを。いつ見てもいい感じです。




