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職業としての小説家

職業としての小説家 (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社

 いつノーベル文学賞かと期待される村上春樹さんの小説家になるまでの経緯や作品活動への取り組みがつづられた本。誰からも強制されるわけでなく、小説家として俯瞰して見つめなおしておきたいとは思っていたようでずっと書き溜めていたものを30-40人ぐらいに語りかけるようなイメージで記された内容です。小説家というとなんというか気難しい才能の塊というような気もしますが村上さんは意外にも「普通の人間」な方なのかと思います。いやむしろ小説家としては逆に普通っぽいのが異端なのかもしれませんが… 
 良く考えると小説家というのは養成しようと思って養成するものというのは少し違うように思います。音楽、スポーツなどの芸術は小さいうちから教育を受けることが王道ですが小説家コースみたいなものがあることはまれで、近年のインターネット小説などを見る限り比較的に一般人に近いところに居るものなのかと。ただそれが故に小説の世界で「継続的に作品を出して」絶対的な位置を築くというのは難しいことなのでしょう。本の中でもあるように小説を書くというのは一見、効率の悪い作業にはなります。慈雨いったどんくさい作業にいかに真摯に取り込めるかが職業にできるかというところを分けていそうです・村上さんの小説家としてのステップを踏み始めたきっかけは神宮球場でヤクルトの外国人選手が打った2塁打だったとのこと。その取り組むのの課で文学的であることをあえて避けるために英文で記してあえてそれを翻訳するというスタイルを採用した様子。村上ワールドへの布石はこういったところにもう構成されていたということも言えるのかと思います。
 小説家になるには…という心ではとにかく本を読んで知識としての引き出しを多く作ること。がポイントになりそうなのですが村上さんの場合はそういったモノを寝かしておいてET的にあり合わせて作るというのがネタ作りのポイントのようです。それは戦争やら革命やらを経験して素材に対して使命を感じているようなことは亡きということもあり、逆に言えばそれこそが村上さんをこれだけ長い間、作家として作品を紡いでいけるポイントになっていそうです。また面白いうのが非常に村上さんが他者からの指摘や助言による書き直しも重視にしているという点です。一日に400字原稿用紙*10ページ程度を目標として記していくようですが非常に正確にやり方が確立されているということも言えるのでしょう。
 村上さんは熱心なランナーであると同時にトライアスロンもやっていることが知られています。運動で脳が活性化させるというのは良く知られていますがこういった耐久スポーツも今の村上さんを生み出す原動力になっているのかもしれません。だとしたら自分もそんな流れに乗ってみたいと思います。
 

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仕事は半導体デバイス開発。 趣味としているEnduranceスポーツと 日常の出来事を綴ります。

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