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がんばりへの脅迫


気持ちの良い春の天気。午前中は中村図書館へ行ってきましたが公園でこいのぼりを見つけました。

堕ちられない「私」 精神科医のノートから (文春新書)
クリエーター情報なし
文藝春秋

 自分も例外ではないですが日本人は休めない人が多いように思います。休暇でも本当にのんびりするということは少なく「がんばって」休もうとしているものの逆に疲れてしまったというのは良くあることかと。本業の仕事でも頑張るのは当たり前、疲れてもがんばり続ける方が楽という上昇志向がベースとなっている世の中であることは言うまでもありません。 さらには昔より情報が簡単にアクセスできるようになってしまった分、自分の行動とほかの人の行動を比較できるようになったということもこういった傾向を助長しているのもあるのかと思います。 この本はそんな休めない人の副作用としてどのようなものがあるのかということを精神科医の視点から分析したものでいかに「正しく堕ちる」のかを勧めたものです。堕ちるというのは社会的にまずいこと(犯罪など)を思い浮かべてしまいますがどちらかというと頑張ることをやめる的な意味合いです。
 精神科医のところまで来る人というのはどうしても極端なところまで陥った人というのがあるとは思うのでこの本の症例??で取り上げられているものからすべての理論を立ち上げてしまうと少し極端なところはあるとは思うのですがさまざまな情報が伝わるとどうしても「理想の○○」みたいなものが自分の中で確立されてしまいますし、メディアも商業的な目的で理想像を追求させようとあおります。こういった罠にはまってしまうといつまでも満足できない生活のループには陥ってしまうのでしょう。一般的には多くの人はどこかで折り合いをつけて生活をしているのかとは思いますがそういった願望に対して要求が強ければ強いほど生きづらさというものを感じてしまうのかと思います。結局、いかに自分は自分という視点を持てるかなのかと感じてしまいます。
 さすがにすべて堕ちて生活できるわけではないのでどこかでうまく堕ちるところを見つけることが良いのだと思います。ただ自分はどちらかというとがんばっている方が精神的にも楽と感じてしまうので「正しく堕ちる」塔のは限りなく難しいなと思ってしまいました。ただ極端な例を知っておくという意味ではためになった本です。
 
 

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仕事は半導体デバイス開発。 趣味としているEnduranceスポーツと 日常の出来事を綴ります。

2 Comments on “がんばりへの脅迫

  1. 正しく休む
     日本人は休むことが苦手ということはよく言われますね。4つの仕事を経験すると、自己犠牲をしては精神的に満足しないとわかってきました。そして3食食べて寝ていればとりあえず死なないことも。

     過労死できるほどの仕事量を持つ人と、仕事が無い人がいる社会ですが、自分の体調の声はよく聴きたいと感じています。

  2. Unknown
    同感です。自己犠牲もある程度までは自身の満足になるのですが過度にならないように見極めは必要だと感じます。 あまり真面目になりすぎるとはまるので気を付けようと思います。

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