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新・戦争論


雨降りだった昨日から午前中に一気に天気が回復し、気持ちのいい日となりました。今週は寒い日が続き、自分も体調を崩しましたがこれからは気温も上がって来そうな気配です。ノリタケの森では早くもこいのぼりが登場していました。

新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方 (文春新書)
クリエーター情報なし
文藝春秋

 冷戦の後は春が来ると思っていたのもつかの間、湾岸戦争からチェチェン内紛、アメリカでの同時多発テロ、アフガニスタン内戦など逆に戦争の世紀に突入してしまったのかと思うほど常に戦争が発生しており、泥沼の状態に陥っているところが多いように思います。直近でもウクライナ、イスラム国といった問題は記憶に新しいところ。この世紀を歴史を教訓としつつ何を学ぶべきかを佐藤優さんと池上彰さんというビッグな2人の対談で綴った本です。まあ日本というのも世界の中では政策の一貫性という面で変わった国の一つだと思いますので井の中の蛙にならないようなものの見方というのに主眼を置いてます。
 今の対立の構想は冷戦時のイデオロギー対決ではなく単純な力関係に頼った新・帝国主義にあると分析しています。特徴としては初めに全面戦争がないことこれは核兵器が抑止力として働いているからなのでしょう。次には植民地を得ようとしないこと、これは植民地のコストの高さが認識されたから。大きくいってしまうと世界は「過去の栄光を取り戻す」回帰を興そうとしているのではないか問うことです。中国は明の大航海時代、イスラム国はかつてのイスラム王朝の支配していたスペインからインドまでといったように… こういった動きには今の時代に明確な良い国のモデルがなく向かっていくべき方向性が定まらないということがあるようです。人間は犠牲を出さないと中々学べないものかと思いますがそれでもやっぱり「歴史は繰り返す」ということに尽きるのかと思います。
 また巻末の方にインテリジェンスにたけた2人の情報収集の方法が紹介されてました。

・99%の情報は公開情報から得る
・複数のニュースリソースから情報を得る(少なくとも2社以上)
 池上さんは10紙/20分を目を通し重要記事をスクラップ
・CNN,WSJの日本語版HPを活用  
・信用できる人を10人見つけ言動に注目する
・メモは大学ノートを活用  

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仕事は半導体デバイス開発。 趣味としているEnduranceスポーツと 日常の出来事を綴ります。

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