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情けは人のためならず -「与える人」が成功する時代-


台風接近で雨の週末。
特に今のところ冠水のような被害は無しですが週末の2日間雨というのは残念です。

GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)
クリエーター情報なし
三笠書房

良く耳にする「GIVE&TAKE」ですが人間のタイプにもこの2つのバランスで三つのタイプに分けられるとしています。
ギバー   :人に惜しみなく与える人
テイカ―  :真っ先に自分の利益を優先させる人
マッチャ― :損得のバランスを考える人
ただ基本的には人間関係はGIVE&TAKEで成り立つものなのでその根底にある思想という観点でこの3つのタイプを
切り分けています。つまりGIVE&TAKEのうちどっちが先に行動として出てくるかということです。
テイカ―は最終的な目標のテイクのためにギブをするのですが
ギバーはまずギブをして見返りはあまり考えないというのが行動として出てくる人でそれ以外をマッチャ―として定義しています。
この内、もっとも成功できそうなのはどのタイプでしょうか?
自分はてっきりマッチャ―なのかと思っていたのですがこの本を読んでその仮説は裏切られました。
この本の内容はまさに「情けは人のためならず」という言葉の通りで与えたものはまわりまわって帰ってくるという因果を具体的な事例や
データ分析を通してなぜギバーが総合的に成功出来るのかという主張をわかりやすく説明してくれています。
ビジネスではゼロサム>プラスサムを目指す… ウイン―ウインの関係を築くことが重要… ということも
よく言われますが人間関係も同じだということを思い知らされます。
「控えめに話す」、「人にアドバイスを求めるのをいとわない」、「自分から弱みを見せる」
ギバーは人に気持ちよく話をさせるためのこういった基本的な会話が出来ているといいます。

じゃあギバーになることを心がけよ。とこの本が呼び掛けているかというと「否」です。
ギバーというのは自己犠牲と思われてしまうのですが重要なのはチームで勝つという「他者志向性」。
そのために意識すべきことは「自分にとって意義あることをする」、「自分の楽しめることをする」ということ。
この条件を満たす仕事をするだけで自然と他者と自己の利益の双方を満たすことが出来るというのが筆者の考え方です。
考えれば仕事というのは他者のためにするものなわけです。その中で最大限、他人にも与える仕事が出来れば
他者だけでなく自分に利益が返ってくるというわけです。
ただ短期的な損得勘定や与えた分帰ってくるというのはそぐわない話。時間的に鷹揚な人でないとギバーにはなれないでしょう。

もちろんテイカ―で称賛されるような人も少なくは無いので社会的な成功を収めるための絶対的という条件ではないかもしれませんが
思えば昔話にもこういうネタは多いですね。鶴の恩返しやらわらしべ長者、桃太郎などなど  浦島太郎は最終的には少し違いますが。
与える人こそ社会には必要とされる者というのは普遍的なテーマだと思います。
こういった物語が多いことからしても集団での調和を重んじる雰囲気からしても日本は社会的にはビジネスでもギバーが多いのかもしれません。
そういった意味では明るい話題でした。

 こんな記事も見つけました。
「情けは人の為ならず」の本当の意味を保育園児が実証!親切な子は親切にされやすい

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仕事は半導体デバイス開発。 趣味としているEnduranceスポーツと 日常の出来事を綴ります。

3 Comments on “情けは人のためならず -「与える人」が成功する時代-

  1. 他者の利益
     「自分に意義のあることをする。」
    30代も半ばで意義を考え、行動できることに贅沢すら感じます・・・。

     格差の広がる日本、日々の生活に精一杯の人も多いですが、やりたい仕事にチャレンジできる人は幸せですね。

  2. Unknown
    全くそうだと思います。
    ただ考え方によってはどんな仕事でも意義があるようにはもっていけるのかもしれませんがベストは好きなことを仕事にすることですね。

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