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バイオミミクリーの魅力


気温もかなり上がってきていよいよ春という雰囲気になってきました。桜も咲いてきており来週半ばぐらいがピークとなりそうです。

小さき生物たちの大いなる新技術 (ベスト新書)
クリエーター情報なし
ベストセラーズ

生物そのものや生物の一部の習性を利用、応用、模倣する技術をバイオテクノロジーと呼ばれ昔からも醤油やお酒、キムチといった発酵食品はこの一例ということが出来ます。本書はその中でも生物のマネをするバイオミミクリー=生物模倣世呼ばれる分野に注目した本です。今まで進化とは自然を改造したり利用したりということですが生物の方が人間よりも優れている分野があるというのはいっぱいあるわけで逆に真似てみようという思想が元になっています。
考え方を変えれば人間以外の生物も35億年以上の歴史で進化を遂げて今に至った猛者なわけで工夫や知恵に満ちた超技術を持っているということになります。
大まかに内容を紹介すると・・・
・消音技術 カワセミ、フクロウと新幹線
・風の流れを変えて燃費向上 ロブスター
・カメレオンと温度で変色する塗料
・ハエに学んでホバリングを可能にした超小型ヘリ
・ガラガラヘビの熱追尾に学んだミサイル
・ガラスにつくヤモリに学んだ強力テープ
・アリ塚と冷暖房いらずのビル
・トンボの目:複眼カメラ
・蚊と痛くない注射針
・かたつむりと汚れのつかない壁
・アワフキムシと超節水泡風呂
などなど出せばいっぱいあります。

自分が今まで知っていたものとしては
このうち熱で獲物と捕らえるガラガラヘビを応用したミサイルはサイドワインダー=ヨコバイガラガラヘビとそのままの名前が付けられています。
またカタツムリに学んだ水を含むことのできる細溝を利用したナノ親水ですがいろんなメーカーから同じようなものが出てきています。
これと似たようななものとして酸化チタンと紫外線による「光触媒」による親水機能を得たTOTOのハイドロテクトもありますがこちらは抗菌作用もあるということで+αメリットがあるようです。生物模倣とはことなり実験室で見つけられた反応なわけである意味同じような効果が手法を変えて見つかっているということでしょうか。
いくら科学技術が進化しても自然と競合するのでなく共生しなくてはいけないというのはいつの時代も変わりません。真似るというのは人間の利益が最優先のようには思われますが遠まわしに考えれば自然や生物への尊敬の気持ちを持つことにはつながると思います。
 仕事でも生物的な構造はなんか行かせるものは無いかなとは考えたりしてます。

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仕事は半導体デバイス開発。 趣味としているEnduranceスポーツと 日常の出来事を綴ります。

2 Comments on “バイオミミクリーの魅力

  1. 塗料
     プリンタ関係の仕事に携わっていたせいか、カメレオンと温度で変化する塗料に興味があります。今は、何の色でもできそうなトナーですが、光で発色するトナーもあったりします。それもホタルを研究すれば、もっといいものができるのかな・・?
     人間は生きていく以上の便利さを求めますが、生きる上で進化した生物から学ぶことは多そうですね。

     冒頭の桜は美しい写真ですね。桜は1億年後もこの姿でいてほしいです。

  2. カメレオン
    カメレオンは主に紫外線量に反応しているみたいですね。いまの話題のES細胞、iPS細胞の研究にもクラゲの発光タンパク質であるイクリオンが使われたりしており、これもある意味自然に学んだものを利用できたという事例ですね。 

    市内は桜色に染まってきました。来週末まで持つか心配・・・

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