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名もなき花は無い


ここ1週間は連日の猛暑に苦しめられてます。
暑いことでの+の経済効果と-の経済効果は双方あるのでしょうがこの時期であれば+の方が大きいのではと思うのでこの猛暑も少しは役立っているかと思うと気分は楽になるやもしれません。

植物図鑑 (幻冬舎文庫)
クリエーター情報なし
幻冬舎

好きな作家の一人である有川さんの本です。お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。咬みません。躾のできたよい子です―。思わず拾ってしまったイケメンは、家事万能のスーパー家政夫のうえ、重度の植物オタクだった。樹という名前しか知らされぬまま、週末ごとにご近所で「狩り」する風変わりな同居生活が始まった。
ということで少し少女マンガのようなファンタジックな物語ですが野草、花に対する知識とそれらを使った料理(実際に有川さん考えたものでレシピも最後についてます)はもう感心するしかなくタイトルにせよこの植物の部分がメインに持ってきていることで上記した少女マンガ的な物語とは一線を画しているように感じます。良く歌詞に名もなき花~ なんて出てきたりしますが見過ごされがちな身近な野生の品種こそ面白みがあると気づかせてくれる本です。有川さんは自分もなじみのある高知県出身なのでさぞかし自然に囲まれて育って…という経緯があるかと思っていたのですが野草に興味を持ったのは大人になってからとのことでほぼ独学で学んでいったようでそれでさらに料理まではじめてしまうとは驚き。物語は樹が拾われた冬の終わりから季節を追いかける形でフキノトウ、ツクシといった春の風物詩からノイチゴ、ヨモギ、秋のハナミズキまで季節を追いかける形で進行していきます。先ほどのレシピだけでなく冒頭には物語に出てくる植物たちの写真が満載でまさにその名の通り植物図鑑も兼ねている小説です。

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仕事は半導体デバイス開発。 趣味としているEnduranceスポーツと 日常の出来事を綴ります。

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