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情報に同盟なし


梅雨となりましたがまとまった雨はお預けで暑い日が続きます。

動乱のインテリジェンス (新潮新書)
クリエーター情報なし
新潮社

日本周辺の領域というのは世界の中でも最も火種を抱えた地域の一つと思います。
数々の領土問題、北の核ミサイル、GDPで第2位となり空母を所有する中国、火種を抱える中東、曲がり角に達した日米同盟等日本としての立ち位置が問われる時代になりつつあります。元外務省分析官の佐藤さんとジャーナリストの手嶋さんの対談です。 自分としてはこういった外交の情報分野と言えばニュースを聞く限りでしかなかったので各国のとっている戦略=中国要人の子弟をケンブリッジ、オックスフォードに入学させ情報網を得る(イギリス)、北方領土問題を未解決にさせロシアとの距離を置かせる(アメリカ)、在日日本人と原発情報収集のためにトモダチ作戦を展開(アメリカ)などなど。TPPも経済的な観点しか目が行ってませんでしたが結局はアメリカを中心とした広域な帝国主義の再編につながる流れなので基本的には日本抜きというのはありえないことなのでしょうが… 日本はこういった情報外交に関していうと米英露といった名だたる国と比較してしまうとまだまだということとなりそうです。いくら同盟関係があるとはあくまで国が違うという事実は変わらずまさに「情報に同盟なし」というのは変わらないことでしょう。この本を読むとここにあるのもあくまで一つの切り口なわけですがいまさらながらニュースというのはその後ろにある文脈や背景にこそ真実があるということを思い知らされるような気がします。 

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仕事は半導体デバイス開発。 趣味としているEnduranceスポーツと 日常の出来事を綴ります。

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