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日本色のMOT


週末ですが朝から雨。ただ気温は高かったのでなんとか朝方は走りにいきました。
大河ドラマも終了し、もう12月です。去年と比べると仕事が忙しく、このところ平日は仕事以外の時間はまったく確保できていない状態です。ひとまず来年の春先を目処にもう少し余裕が出るようにしたいと思いますが・・・

いまこそ出番 日本型技術経営―現場の知恵は企業の宝
クリエーター情報なし
日本経済新聞出版社

戦後の日本の発展は製造業と共にと言っても過言ではないと思います。近年では文化の輸出も進んできましたがそれでもなおものづくりは国の礎になっていかなければいけないと思います。観光、サービス、金融などいずれも今後、日本を支えていく産業になるとは考えにくいでしょう。 特に最近では世界的な競争に巻き込まれ急速に力を落としておりかつての基幹産業から次々と撤退する動きも見られますが(自分も例外ではなく厳しさを感じています)震災後のいまこそ強みとして何を持っていてどう生かしていくのかを見直すきっかけになるのかもしれません。この本はそんな日本色の濃いイノベーション事例を取り上げた本です。
 この本でも取り上げられていますがアメリカとの対比で考えてみると日本は職務でなく人を中心とすえた組織構成がとられていることが多いように思います。職務で分断してしまうのでなく一人が複数の職務を兼務することで全体を俯瞰できる、現場を含めた全体の知恵を結集できると言うメリットがあるはず。これが機能させられれば強みとなるはずです。日本型MOTと言う観点だと
・徹底的に品質にこだわる
・仕組みより人の意識にこだわる
・改革でなく改善にこだわる
・自前主義にこだわる
これらはデメリットとも思われることも多いのですが技術の蓄積になり、将来的に違うものを開発するときの基礎になるはず。特次世代のものを育てるには単なる組み合わせでなく、それなりの技術の蓄積が必要になるはずです。
その他にも生産技術ドリブンMOT、スペックダウンMOT、コア技術ドリブンのMOT、自縛産業の輸出、クレーム対応MOTなどいわばガラパゴスと言われる日本ですが意外と宝が眠っていそうな気配。相手の土俵で無く自分の土俵で攻めるヒントとなりそうな内容でした。

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仕事は半導体デバイス開発。 趣味としているEnduranceスポーツと 日常の出来事を綴ります。

2 Comments on “日本色のMOT

  1. 製造業
    私も製造業のエンジニアですので、昨今の厳しさは感じています。新聞に挟まってくる家電量販店の広告を見ると昔よりいろんなものが安くなってそれこそ1万円出せばかなりのものが買えますね。

     でもだからこそその1万円を獲っていくのは品質だと感じています。

  2. Unknown
    今、世の中にあるものを考えると昔に比べればはるかに豊かになっているはずなんですが・・・ 作っているほうは果てしないイタチゴッコをしているように感じてしまいます。性能や新機能も重要ですがや信用を失うのも得るのも品質。とにかくベースとなるものですね。 
     

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