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Design for the other 90% -デザインのチカラ-

2年間使ったランシューをボーナスにて更新。今日は寒さがこたえましたが天気もそれなりで朝方は気持ちよく走れました。

世界を変えるデザイン――ものづくりには夢がある
シンシア スミス
英治出版

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デザインと聞くとファッションとか雑貨、クルマなどなんだか高貴なイメージもありますがこの本で注目しているのは先進工業国に住んでいるそういった生活が豊かな人たち向けのデザインではなく生活に本気で苦しんでいる人たち向けの役に立つデザインの話。
世界の半分の人が2ドル/日で生活しており、世界の1/6の人は1ドル/日で生活しているという事実があります。世界を変えることのできるデザインというのは10%向けではなく、残りの90%向けのデザインなのです。

取り上げられている例としては
・マラリア防止の蚊帳
・転がして水を運ぶ容器
・陶器を2つ合わせると貯蔵期間が2倍になる容器
・災害地域での集会・交流場所
・LEDを使った光る布
・どんな水でも飲み物に変える携帯用浄水器

人に本当に役に立つためのデザインとは何か、その意味を考えさせてもらえる本です。ポイントとしては
1.収入源を作ることのできるか
2.投資としての見返りがあること 投資した分をきちんと取りかえせるか
3.十分に値段が手ごろなものになるか
4.エネルギーの変換効率 基本的に人力で動くものなので
5.人間工学と利便性 使いやすくわかりやすい
6.設置、使用の利便性 
7.強度と耐久性
8.地元の文化に取り入れられるものであるか。

気づいたのはたまたまかもしれませんが日本企業での例が見られなかったこと。ガイアの夜明けでいくつか例はあったのでたまたまかとは思いますが。(ガイアの夜明け) この本の例ではオートバイや太陽電池など部品としては用いられているのですがあくまで物の性能だけが評価されているわけです。
こういったライフスタイルを変えるデザインというのは仕組みを生み出すということで仕組みを作るという点で日本の企業は弱いのかなと思わされました。

こういった取り組みはもちろんやりがいのあることだと思います。ただいつかは救われている途上国側の人も自身で仕組みを考え出せるようになるきっかけを見つけなければいけないのだと思います。

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仕事は半導体デバイス開発。 趣味としているEnduranceスポーツと 日常の出来事を綴ります。

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