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医療の限界


今日は関ヶ原までLongRide。山沿いを菰野、員弁、上石津と通って岐阜県へ。
写真は豊臣側、石田光成の陣地跡。
帰りは近鉄養老線脇を南下。海津市、桑名を経由して帰って来ました。
計125km 

開けた平地と山とがきれいに分断されているのがこの地区の特徴。
機会があれば多度山⇒養老山あたりを走ってみようかと思います。

医療の限界 (新潮新書 218)
小松 秀樹
新潮社

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日本の医療制度の問題点を行政、刑事司法まで含めた見地で言及した本。

患者の消費者化、医療の不確実性を許容できない社会風土が出来る

医療事故、訴訟を恐れて医師が萎縮してリスクの高い医療が行われなくなる

医師の士気の低下に伴う医療のクオリティの低下、コストの増加

というループが起こりつつあることが指摘されています。

誰もが医療事故というのは起こって欲しくないと思ってますが人間がかかわる以上、ミスや事故は起こってしかるべきだと思います。機械でさえ不良や故障が起こるということを前提に設計されるわけですから人間ならなおさら。

筆者の主張するようにスエーデン警察や検察でなく独立した調査機関を設置した無過失補償制度:医療提供側と患者を直接対決させずに調査機関での審査を通じて被害者を救済する制度、と言うのが望ましいかと。

安心して医療を受けられるためには患者側の意識も重要だと感じました。

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仕事は半導体デバイス開発。 趣味としているEnduranceスポーツと 日常の出来事を綴ります。

3 Comments on “医療の限界

  1. Unknown
    先日、京大病院の医師が移植ミスの疑いで立件されま
    したね。
    事件性がないとは言い切れませんが、『成功して当
    然、失敗したら刑事訴追』の傾向が強まってきている
    事は、医療の疲弊につながるような気がします。
    民事では、第三者機関による裁判外紛争処理の萌芽は
    見られるようです。
    刑事についても、いきなり裁判沙汰ではない制度を整
    えていって欲しいものですね。

  2. 医療の疲弊
    「成功して当然、失敗したら刑事訴追」の傾向は確かに高まっているように感じます。ミスは誰にでもあるが、一番気を張っている状態を保つためにも、現場で元気な医者がたくさんいる状況が大切ですね。

     数字忘れてしまったけど、今は何万の医者が不足な状態なんだそうです。だから長期勤務が慢性化、士気低下、疲れた体でミスが続く、と。

     「成功して当然」の意識が患者側に強くなるほど、士気をあげるのが難しいですね。なんだかんだいって本人の意識にまかせるしか現状はないのかなー。さびしいですね

  3. Unknown
    >せと
    人の命が懸かっているということを考えればストレスもなおさらだと思います。お医者さんが医療に集中できる制度が出来て欲しいですね。

    >まっつんさん
    最終的にはお医者さんの意識になるのかも知れませんが医療に専念できる環境だけは作って欲しいですね。

    お医者さんも地方では足りない、都市部では余るという2極化が進んでいると聞いたことがあります。

    自治医大のようにうまく地方にお医者さんを回せる精度が出来るとよいですね。

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