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フラット化する世界

予想に反して朝起きると雨が上がっていたため軽くBIKE+RUNの練習。昨日の疲れもありそれほど良い練習にはなりませんでした。

フラット化する世界(上)

日本経済新聞社

トーマス・フリードマン

フラット化というのはより国境の境目が薄れ、世界の人が同一のフィールドに立とうとしていること。この本では“大きな競技場”と訳されてます。  その具体事例を取材したのがこのシリーズの(上)。その結果どのような変化が予想されるのかというのは(下)のお楽しみ。

フラット化している例として興味深かったのはアメリカ人の中流階級の子供の家庭教師をインターネットを使ってインド人が行っている、日本の企業のコールセンターが中国に設置されている、アメリカの病院の医療カルテの打ち込みをインドの会社に委託といった例が挙げられています。これらの変化の原動力になったのはインターネットを中心とするネットワークの発達に寄る個人の台頭が大きいというのが特にこのシリーズの言いたいところだと思います。

昔、近未来予想図みたいなのがNewtonの別冊でよく出ていました。飛行機好きだった自分としては超高速の旅客機が出現して5時間以内で世界が結ばれるというような予測にワクワクしたのを覚えていますがあのころ(自分が子供のころ)と比べると物理的な交通手段というのはほとんど進化していないように感じます。 飛行機、鉄道、車のスピードが桁で変わったわけでないし快適性も革新的というほどに変化していません。

それと比較するとネットワークの世界は大きく変化しつづけてビジネスのやり方も変わってきました。そしてネットワークは情報を与えられる手段から発信する手段へと変化。この本ではネットワークが発達して企業がグローバル化の波にさらされたことをグローバリゼーション2.0、個人に対する影響をグローバリゼーション3.0と定義してます。個人が世界で勝負していかなくなる。そういった時代になりつつあることがよく分かります。誰でも出来る単純作業などは安価な労働力にすぐに置き換えられ、価値の無いものになってしまうでしょう。

自分を雇う給料で東南アジアやインド、中国では4~5人雇えてしまう時代です。自分が必要とされて生き残ることが出来るか?その能力を身につけられるか? これから厳しい世界になりそうです。

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仕事は半導体デバイス開発。 趣味としているEnduranceスポーツと 日常の出来事を綴ります。

2 Comments on “フラット化する世界

  1. Unknown
    物理的移動手段が桁違いの進歩をするときは、
    人間が普通に地球外に出てますね、きっと。

    シミュレーション等でインドの
    お世話になることも多いので、
    自分も人事ではないです。

  2. Unknown
    昔からの成長に比べると今は伸び自体は鈍化してきたように感じますね。 交通機関も半導体も物理的な限界に近づきつつあるような気がします。(コストを考えての話ですが) 次の社会を変える大きなブレークスルーは何なのか、自分がその現場に立ち会えると良いですが…

    半導体でもLSIの設計は多くの企業がインドや中国にデザインセンターを置いています。技術というのはすぐに陳腐化してしまうもの。常に最先端を追っていけなければ技術者としては生き残れないと感じます。  

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