Books

インテグラルvsモジュール


今日は天気も良くBIKEが気持ちよく最高の気分でした。
 

ものづくり経営学―製造業を超える生産思想

光文社

藤木隆宏

よく日本と海外の製造業を比較する際にものつくりの設計アーキテクチャ(基本思想)がインテグラル型、モジュラー型かどうかという比較がされます。インテグラル型というのはすり合わせのことで製造現場から開発現場まで一丸となってあわせこんで作りこんでいく過程が存在することを指しています。自動車産業というのは比較的そういう色が強いように思います。一方でモジュール型というのは分業化された企業のパーツ同士を組み合わせて行くようなものづくりを指します。今で言えばPCやDVDプレーヤなんかもこれに当たるのかもしれません。とにかく部品を組み合わせれば出来るので安い労働力や経営手法が強い企業ではモジュラー型のものづくりが有利になります。

インテグラル、モジュラーにも色々あってシステム≒完成品と部品を分割して考えればさらに細かく分類できます。たとえば製品自体はインテグラルだが使われる完成品はモジュールという例で言えば自転車乗りにはおなじみのシマノはここで強みを発揮しています。

逆にモジュールの部品を使いながらシステムはインテグラルという例で言えばGEのジェットエンジン、キーエンスの計測機器なんかがこれに当たります。

強みを発揮するにはこのポジション取りが重要です。

この本ではその点に注目してものづくりを分析しています。日本の強み、弱みの分析。実例の紹介。ものづくり手法のサービス業、金融業への応用など。

日本の企業は本社の構想力よりも現場の実力に頼る傾向がありこれまでは特にインテグラルな分野で強みを発揮してきています。(ゲームソフト、自動車、電子部品等)一方で米国や中国は本社≒経営者が強く極端に言ってしまえば頭を使っていかに戦わずして勝つかを考えてきているようにも感じられます。

半導体でもモジュラー型である設計のみを自社で行うファブレス企業、製造のみを請負う台湾のファブが台頭しつつあり、垂直統合のすり合わせで物を作る企業と業界が2分されています。

日本企業はいかにすり合わせの強みを生かしつつ欧米・中国型の戦略に学んでいけるかが鍵になりそうです。資源のない日本では製造業こそが国を支える原動力、井の中の蛙にならずこれからも精進したいものです。

*今日の練習*
    
午前 BIKE 金沢周回 Ave.31km 35km
   RUN  30min キロ4.5分ペース
  
午後 SWIM main 200IM+100FrHARD ×4セット  

Please follow and like us:

仕事は半導体デバイス開発。 趣味としているEnduranceスポーツと 日常の出来事を綴ります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です